ガーダシル9価(子宮頸がん予防ワクチン)についてご案内

【ガーダシル9価ワクチンとは】
従来のガーダシル4価(HPV 6,11,16,18)に加えHPV 31,33,45,52,58型にも対応できる9価のワクチンで、7種類の発がん性HPVと2種類の性器イボを引き起こすHPVの計9種類のHPVによる感染を予防します。
2006年にガーダシルはFDA(米国食品医薬品局)承認され、2014年にはガーダシル9の9~26歳の男女への投与がFDA承認されました。
日本ではまだガーダシル9は承認されていませんが、安全性は同等とみられており、現在米国では4価のガーダシルは取り扱いがなく、すべてガーダシル9に移行しています。

【ガーダシル9価の接種回数】
2016年の時点で、15歳未満の思春期においては、ワクチン接種は3回ではなく2回で十分であると米国疾病予防管理センター(the U.S. Centers for Disease Control and Prevention : CDC)と米国予防接種諮問委員会(the Advisory Committee on Immunization Practices : ACIP)は新たな推奨で示しました。その後、最新の臨床試験から得られたデータをもとに10月には15~26歳の若年成人も2回で十分な免疫反応が得られると推奨しました。
初回の6カ月以降12か月未満に2回目を受けることが推奨されています。
そして、2018年10月には、その接種対象が27~45歳の男女まで引き上げられました。

【患者様へ】
従来の3回接種から2回接種にすることで、費用負担が減り、より多くの方が接種されることを期待しており、当院では26歳以下の方には2回接種をお勧めしております。もちろん従来のスケジュール通り3回(初回、1~2か月後、6か月後)で接種していただいても構いません。
また、27歳以上の方は、従来スケジュールで行っていただいた方が、より確実に免疫がつけられると思われます。
医師とよくご相談していただき、十分ご理解いただいてからの接種をお勧めいたします。

【料金(税別)】
初診料¥3000+ガーダシル9価ワクチン¥35000
※要予約となりますので、事前にお電話をお願いいたします。