
妊娠線ってどんなもの?原因・メカニズムと予防・対処法を解説!
妊娠後期から出産後にかけて気になることが増える妊娠線。一度できた妊娠線はなかなか元に戻らないため、できる前から予防に努めることが大事です。
この記事では、妊娠線の特徴や原因、予防法・対処法などについて詳しく解説します。
この記事の目次
妊娠線とは?
妊娠線は、妊娠中に下腹部などに現れる、ひび割れのような線のことです。妊娠によって急激にお腹が大きくなることで、表皮の下にある真皮が裂けてできるものです。
スイカの縞模様のように複数の線が縦に入ることが多く、中にはかゆみやピリピリ感を感じる方もいます。
妊娠線の見た目の特徴
線の幅は2~5㎜ほどで、溝のようになっています。だんだんと線が増え、放射線状に広がることもあります。
また、最初は皮膚の下にある毛細血管が透けてピンク色や赤紫色の線が見えるようになり、だんだんと色素沈着による褐色になっていきます。産後は白っぽくなることが多いですが、色が抜けても線(溝)自体はなかなか消えることがありません。
正中線との違い
妊娠中に、おへそを通ってまっすぐに伸びる黒っぽい線が現れることがあります。これは正中線といい、妊娠線とは別物です。
誰にでも正中線はあるのですが、妊娠中に濃くなることが多いため、妊娠線だと思っている方もいるでしょう。妊娠線との違いとして、正中線は産後に消えることが多いことも挙げられます。
妊娠線ができる場所
妊娠線ができる場所の代表格はお腹(下腹部)ですが、妊娠に伴って大きくなる部分であれば、どこにでもできることがあります。たとえば、以下のような場所にできることもよくあります。
・乳房
・太もも
・お尻
など
お腹ばかり気にしていて、他の場所に妊娠線ができているのに気が付かなかった!なんてことも。妊娠線はさまざまな場所にできることを理解し、しっかりケアすることが大事です。
妊娠線ができる時期
妊娠線ができる時期には個人差がありますが、早いと妊娠6ヶ月ころからでき始め、たいていは8か月頃以降にできることが多いようです。
妊娠線ができる原因・メカニズムは?
妊娠線ができる原因・メカニズムとして、急な体型変化で真皮が裂けることと、ホルモンの影響で真皮が裂けやすくなっていることが挙げられます。詳しく見ていきましょう。
急激な体型変化で真皮が裂ける
皮膚は、表面から表皮、真皮、皮下組織で成り立っています。表皮は伸縮性が強く、真皮はある程度弾力性がある一方で、伸縮性はあまりないという特徴があります。
妊娠すると急激な体型変化が起きることで表皮や真皮も伸びますが、伸縮性があまりない真皮は裂けてしまうため、妊娠線ができます。
ホルモンの影響で真皮が裂けやすくなっている
妊娠中は副腎皮質ホルモンの分泌が多くなることで、真皮の弾力性が弱くなり、裂けやすくなるために、妊娠線ができやすくなります。
なお、副腎皮質ホルモンには、真皮の弾力にかかわるコラーゲンの生成や、皮膚のターンオーバーを抑える働きがあります。
妊娠線ができやすい人は?
妊娠線は誰にでもできるわけではなく、妊娠しても妊娠線ができない人もいます。妊娠線ができやすい人の特徴は以下の通りです。
・肌が乾燥している人:肌に柔軟性がないので、伸びた時に断裂しやすくなるため。
・経産婦:皮膚が伸びやすく、皮膚の伸びるスピードが速くなりがちのため。
・多胎妊娠している人:単体妊娠よりもお腹が大きくなることが多いため。
・小柄な人:皮膚がより大きく引っ張られるため。また、骨盤が小さくお腹が前にふくらみやすいことで、皮膚の一部分に力がかかりやすくなるため。
・年齢が高い人:皮膚が乾燥し、柔軟性がなくなっていることが多いため。
妊娠線の予防法・対処法は?
一度できた妊娠線が完全に消えることはほぼありません。色は薄くなっても、線自体はうっすらと残り続けることが多いものです。そのため、早めに予防を始めることが大事です。もちろん、妊娠線ができてからでもケアすることで悪化が防げる可能性はあるので、早めに以下のような対策に取り組みましょう。
適正体重を意識する
妊娠中に体重が増え、お腹が大きくなるのは当然のことです。しかし、適正体重を超えて体重が増えすぎると、皮下脂肪がより厚くなり、妊娠線ができるリスクは高まります。そのため、医師から指示された適正体重を守るようにしましょう。
目安として、普通体重(BMI18.5以上25未満)であれば、体重増加量は10~13kgが適正だとされています。
適正体重内におさえるためには、暴飲暴食や脂質の摂りすぎを控え、無理のない範囲で運動をすることをおすすめします。運動は、ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽いものにしましょう。なお、お母さんや赤ちゃんの状態によっては運動を控えたほうがよいケースもあるため、主治医に確認してから運動を始めると安心です。
保湿する
妊娠線ができやすい部分にはしっかり保湿をしましょう。お腹だけでなく、バスト、太もも、お尻、二の腕なども保湿してください。少なくとも、1日1回、お風呂上りに保湿クリームやマタニティクリームを塗るのがおすすめです。
腹帯やガードルでお腹を支える
お腹が大きくなってきたら、腹帯やマタニティガードルなどでお腹を支えるのもおすすめです。下からお腹を支えることで、皮膚にかかる負担を多少軽減することができます。
腹帯やマタニティガードルはもともと、冷え予防や腰の負担の軽減などを目的につけるもの。妊娠線の予防以外にもさまざまな役割があるので、使いやすいものを選んでみましょう。
栄養をしっかり摂る
皮膚の乾燥を防ぐには、栄養をとることも大事。以下のような、皮膚の乾燥予防・改善につながる栄養素を積極的に摂りましょう。
栄養素 | 多く含まれる食材 | 働き |
---|---|---|
タンパク質 | ・肉類(特に豚のひれ肉、鶏の胸肉) ・ふかひれ ・するめ ・のり類 など |
皮膚の弾力を保つコラーゲン生成に関わる |
ビタミンC | ・キウイフルーツ ・赤ピーマン ・のり類 ・青汁(ケール) ・緑茶 など |
皮膚の弾力を保つコラーゲン生成を促す |
ビタミンA | ・ほうれん草 ・にんじん ・レバー ・うなぎ ・のり など |
皮膚のうるおいを保つ |
ビタミンB2 | ・レバー ・のり類 など |
皮脂の分泌を調整 |
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